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最低賃金はどこまで上がる?

 

最低賃金の上昇

 

今年も10月に地域別最低賃金が改定され、全国加重平均は901円に、石川県は832円になりました。昨年は加重平均874円、石川県806円ですから、全国で27円、石川で26円の上昇です。なんと3%超の上昇率なんです。すごいですよね? 景気がいいということでしょうか(今後もだいじょうぶでしょうか)。

企業にお伺いして、「最低賃金が832円になりました」と言うと、「うちはそれ以上に払っているから別に問題ないよ」という社長さんがいらっしゃいますが、問題はあるんです。

それでは、昨年の上昇率はいくらだったでしょうか? 全国は848円から26円、石川は781円から25円の上昇です。昨年も3%超の上昇率なんです。

19年前、2000年では全国659円、石川で641円なので、徐々に上がってきているのはわかりますが、ここ3~4年の上昇率はすごいことになっていますよね(徐々に上がって、なんと全国では19年で3割以上も最低賃金が上がっているんです。それだけ貨幣価値も変わっているんですよ)。

最近の地域別最低賃金率は下記のとおりです。

 

2011年2012年2013年2014年2015年2016年2017年2018年2019年
全国加重平均737円7497円764円780円798円823円848円874円901円
石川県687円693円704円718円7135円757円781円806円832円
石川県の上昇額+1円+6円+11円+14円+17円+22円+24円+25円+26円
石川県の上昇率0.1%0.9%1.6%2.0%2.4%3.0%3.2%3.2%3.2%

 

実は最低賃金が急上昇しているのは、リーマン・ショック時に比べて株価が高いとか企業が過去最高益を出しているからとか、それだけの理由ではないんです。政府がもっと賃金を上げるようにと、誘導しているということです。

 

最低賃金はいくらまで上がるか?

 

それでは、最低賃金はいくらまで上がるのでしょうか?

目標は、全国加重平均で1,000円と言われています。つまり、まだこれから100円程度は上がっていくのです。加重平均なので、石川県は920~940円くらいでしょうか。18年前に比べて、全国平均と差がついていますね。

 

最低賃金の上昇は、全体の賃金の底上げがされているということ

 

さて、前述の社長さんのようにお考えの方々、最低賃金以上に払っているから問題ないでしょうか? 最低賃金が上がるということは、労働者全体の給料が底上げされているということです。今出している時給と最低賃金との差が縮まっているということなんです。つまりパート・アルバイトの方の選択肢が増えていくということになります。気づいたらあっちの仕事のほうが給料高いじゃないか、となれば、あっという間に人がいなくなることが想定されます。人手不足が叫ばれる昨今、常に周囲の状況を確認していかないと、大変なことになってしまいます。

また、このまま最低賃金が上がっていくと、5年後にはどうなるか、上で説明したとおりです。これからまだ10%は最低賃金が上がります。ということは、人件費が10%上がるということです(そうしないと人を採用できなくなりますから)。今から準備しておかないと間に合わなくなります。

現在の賃金の相場をもう一度確認いただき、さらに数年後にはいくら払わないといけないということを、是非ご確認いただきたいと思います。

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