check!!

同居の親族は雇用保険に入れない?

 

雇用保険に入れないとどうなる?

 

中小や零細企業では、社長の子供や親族が入社することは珍しくありません。高校や大学を出て、すぐに親の会社に就職することもよくあることです。その場合、多くは「同居の親族」となり、雇用保険の資格取得手続をしようとすると、「同居の親族なので入れませんよ」と言われることがあります。

同居の親族は、事業主とほぼ同一の地位にあるか、他の社員より優遇された扱いを受けていると考えられるからでしょう。しかしすべての方がそのような扱いになっているわけではありません。雇用保険に入れないと、失業時に基本手当をもらえないし、育児休業給付金の対象にならないなど、大きな不利益があります。

 

同居の親族も雇用保険に入れます

 

厚生労働省ホームページ(Q5 同居している親族も雇用保険に加入できるのでしょうか。)をご覧ください。「事業主と同居している親族」は、

「原則として被保険者となりません
ただし、次の条件を満たしていれば被保険者となりますが、公共職業安定所へ雇用の実態を確認できる書類等の提出が必要となります。
(1) 業務を行うにつき、事業主の指揮命令に従っていることが明確であること
(2) 就労の実態が当該事業場における他の労働者と同様であり、賃金もこれに応じて支払われていること。特に、始業及び終業の時刻、休憩時間、休日、休暇等、また賃金の決定、計算及び支払方法、賃金の締切、及び支払の時期等について就業規則その他これに準ずるものに定めるところにより、その管理が他の労働者と同様になされていること
(3) 事業主と利益を一にする地位(役員等)にないこと 」

となっています。

他の労働者と何ら変わりないが場合は、雇用保険に入ることができます。

 

証明書の提出が必要

 

この場合、「原則として被保険者とならない」に対して、「他の労働者と変わらない」という証明を事業主が提出することが必要になります。

同居の親族雇用実態証明書

これをハローワークに提出し、認められれば、雇用保険への加入が可能になります。
その際に必要な書類として、雇用契約書、労働者名簿、賃金台帳、登記事項証明書、出勤簿、就業規則・賃金規程などが求められますが、そのすべてが必要というわけではなく、証明するのに十分な資料があれば大丈夫です。賃金台帳や出勤簿などは、待遇を比較するために他の従業員の分も必要になります。

 

遡及加入

 

「出産を控えていて、今から入っても育児休業に間に合わない」と思っても、あきらめないでください。

雇用保険はそれまでの資格要件も満たしていれば、2年間遡って加入することができます。その場合、添付書類として、2年間雇用されていたことを示す書類が必要になります(労働契約書、出勤簿など)。一度、ハローワークに行って、相談してみるといいでしょう。

2年分の保険料の支払については、別途、労働局の労働保険徴収室と事前に調整するようにしてください。

 

遡及適用については、>雇用保険への加入要件を参考にしてください。

 

もらえる給付金や手当と、支払う保険料との比較を

 

雇用保険も「保険」ですので保険料が発生します。将来もらう予定の給付金やもらうかもしれない基本手当との比較は、念のためしておきましょう。

将来、会社を辞める可能性は低いと思いますので、加入したけれども結局は払っただけだった、ということもありえます。それでも、あくまで「保険」なので、入っておいたほうがよろしいかとは思います。

 

 

One comment

  1. ピンバック: 雇用保険の被保険者

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です